南インドアーユルヴェ―ダ体験記 01.18
お休みをもらって、アーユルヴェーダの施設にきています。
南部タミールナドゥ州にあるここは、エコビレッジと詠っているだけあって
自然に囲まれた、とても美しく落ちついた場所。
とはいっても、今週あった一年の豊作を祈るお祭りの夜は、
近隣の村から大音量の音楽が夜までかかっていましたが。
パンチャカルマを体験するのは、これが三度目。
自分のリトリート、研修というと格好良いけど、
正直、これが趣味で、大好きなのです。
パンチャカルマとは、
ドーシャという風、火、水の性質が体の中に増えすぎてしまうと
バランスが崩れて病気の素になるという理論から、
生活の中で蓄積した過剰なドーシャを排出するデトックス的な療法です。
アーユルヴェーダというと、額にオイルを垂らし続けるシロダーラが
有名で「気持ち良さそう」というイメージがありますが、
それは特に神経症や鬱傾向の人に処方される一部の施術です。
つまりこのパンチャカルマ、人によって内容が異なり
体質を脈診を含めて担当のドクターがした後、その人にあったプランが
オーダーメイドで組まれます。
ギーを飲んだり、溜まったものを吐いたり、下から出したり、入れたり、
けっこう激しい性質のものもあって、
昔は、ヒルに吸い付かせ、悪い血を出す、という施術もあったとか。
(アーユルヴェーダの神さま、ダンヴァンタリの持つ壷に入っているのは、
吸血ヒルだそうです。)
この施設に今滞在しているのは、
ドイツ人、オーストラリア人、そしてロシア人が多く、
昨日は牛乳からヨーグルト、そしてヨーグルトから
バターミルクをつくるやり方を教えてくれました。
1444回撹拌することで脂肪分が分離して
消化に易しいバターミルクができるそうです。
少しのターメリックやカレーリーフなんかを入れて
昼食に出たりなんかしますが、消化難でアーマになりやすく
酸っぱい(熱性)ヨーグルトよりも、
アーユルヴェーダでは断然おすすめです。