アーユルヴェーダのオイルマッサージについて
以前にアーユルヴェーダの講座を受けられた方から、
質問メールをいただきました。
私自身の経験からアドバイスさせていただきますね。
【質問】
セサミオイルでのオイルマッサージにトライしてみました。
本に書いてあったように、太白ごま油を熱処理したものを使用し、
朝マッサージし(効果が高いと書いてあり)、
シャワーもマッサージ後軽く浴び(塗りっぱなしはダメと書いてあり)、
量も体全体で大匙2杯までで実践してみました。
ですが、タオルなど洗濯物すべてがべとべと、
ねとねとになること(洗剤はナチュラル系のもです)、
シャワー後に着る服もべとべとすること、
冬の朝に裸になってやると冷えること、
朝も夜も風呂に入ることが継続となると結構きついことなどなど、
いろいろ困難がでてきました。
本来は、とても心と体に良く心地よいものだと思うので、
わたしのやり方が悪いのではと考えました。
しかし、相談できる人が身近にいませんので
思い切ってメールさせていただきました。
先生の実践方法でもちろん良いので、
コツなどを含めご経験からアドバイスいただければ幸いです。
【おへんじ】
まず、アーユルヴェーダのオイルマッサージ参考書籍として、
私が挙げるのは アーユル本のベストセラー 蓮村誠大先生の
「黄金のアーユルヴェーダマッサージ」です。
プロセスが段階ごとに写真つき+丁寧に説明されています。
これに加えて、マッサージをする部屋と、オイルをしっかり温めて下さい。
とくに、冬の朝に裸になって震えながら行うというのは、
オイルで緩和しようとしているヴァータの乱れを
より強めて逆効果になってしまいます。
オイルの量もべたべたするようであれば、
大匙1杯にこだわらず、量を減らしてみましょう。
身体のサイズ、肌の水分量によって、必要な量は人それぞれです。
私の先生は、オイルマッサージは「スネハナ」であると教えてくれました。
スネハナとは、愛~LOVE~のこと。
自分自身への最上級のやさしさをこめて、身体を感じ、いたわりながら
マッサージを楽しんでおこなってください。
機械的に、「マッサージは、やるべきもの」というように
ゴシゴシ皮膚表面にオイルをこすり付けるようなものではありません。
温めたオイルを、暖かい部屋で、
やさしさを込めて全身に染み込ませたらシャワーで流します。
この時に、タオルや海綿で身体をやさしくマッサージするようにすると、
余分なオイルをぬぐってくれます。
タオルがべとべとする、とのことですが、
私自身は気になるほどではないので、
生物分解性の高い洗濯用洗剤で、普通に洗っています。
以前アーユルヴェーダ学会に参加したときに、
ホタテ貝を原材料として使った環境ケアリーナ
という商品が優れているという発表を、
ビューティーライフ研究所の高橋佳璃奈先生の発表で知りました。
私自身は、このプロダクトを使ったことがないので、
おすすめして良いかは分からないのですが、
サロンなどでも導入されている実績のある商品のようです。
もしよろしければ参考にしてみてくださいね。
適切に行うオイルマッサージは、
まるで黄金の羽衣を一枚重ねたような気持ち良さです。
体験が心地良いものであることをお祈りしています☆