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心を空っぽに

2002年にサンフランシスコへ引っ越しした時に、
リムジンバスに乗る前の短い時間を惜しんで、
書店で本を何冊か買った。

その一冊が辻信一さんの「スロー・イズ・ビューティフル

その頃、わりとタイプAの気質をもった、
”競争的で、効率志向で、一度に多くのことができた方が良し”
というMore is Better的な思考パターンをもっていたので、

スローといわれても、「うむ、、、生温いな」という
よくわからないイメージがありました。

・・・

ヨガやアーユルヴェーダを勉強していて
この、スローというメッセージが響いています。

WSなどに来てくれている方々は、この話聞いたと思うけど再掲:

隣り合うお家が、同じ車を同じ時期に買った。
片方のお家は、毎日たくさん車を運転している。
もう片方のお家が、週末ショッピングセンターに行く時に乗るくらい。

一年後、二年後、三年後、、、
さて、知らない人が この二件のお家の前を通りかかって
「あー、同じ車種だけど、こっちの方が随分古いなぁ」
と指差したのは、、、

もちろん、毎日たくさん乗り回していた方。

・・・

わたしたち人間も、自然界の一部なので、
時期不相応な老化の原因のひとつに、こういった乱れがあって、
例えば、運動し過ぎ、働き過ぎ、出張や旅に出ずっぱり等

身体の動き過ぎが過労を招くことは、まだ想像がつくけど、

それに加えて、心の動きが休まらず、常にレッテルをつけたりなどの
波立ちがあることも、同じように影響があるのだそう。

心も機能の1つなので、長持ちさせるには
ずーっとON ON ON! の代わりに、
一日に数分ずつでもいいから、目を閉じて静かに座って
空っぽにする時間が、大切なのです。

ヨガの練習をする人は、ポーズの練習のあとに、
姿勢を正して座り(椅子でもOK)目を閉じて、手をお腹にやさしくあてて
ただただゆっくり深い呼吸を味わってみることー
吐くたびに、頭の中が空っぽになっていくように
心配や悩みも、一度きれいに空けるみたいに。

ヨガの練習を特別しない人も
窓を開けて空気を入れ替える隙間時間にでも
同じようにやってみてください。

部屋に掃除機をかけるときに、ほんとうにきれいにしたかったら、
テーブルとかカーペットもどけるでしょ?
掃除機かけおわったら、また部屋に必要なものは戻せば良い。
それは、心もそうで、ずーーっと抱え込まなくても大丈夫。

iPhoneを買った時に、店員さんに言われたのもヒントになるかも。
「時々、10分くらいで良いので電源を落としてあげてください。
そうすると、長持ちしますよ」

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